TOP MESSAGE
ごあいさつ
昭和8年、初代社長が自身の夢であった鉄鋼商を故郷の地「沼津」で開店、先代社長である現会長がその夢と志を確実につむぎ発展させ鋼材商として地域貢献・社会貢献を目指し、3代目となる私が会長の薫陶の下その魂を受け継いで日々精進を重ね、早ここに81年の歳月を迎えることが出来ました。
これも偏にお取引先様をはじめ関係各位の皆様方の温かいご支援の賜物と、深く感謝致すところでございます。また、これまで幾度となく起きた時局変化の中で会社を維持・発展させるべく、ご苦労とご努力を重ねていただいた先輩諸兄の皆様方に対しましても、心より敬意を表すものであります。
さて、時代も平成から令和となり、2020年には東京オリンピックが開催。日本経済は、中国経済やアジア経済と密接に繋がった「世界の日本」、「アジアの日本」を益々意識した舵取りが強く求められています。
その中で鉄鋼業界の動きを見ると、中国鉄鋼業の過剰生産により鉄鋼製品価格が国際的に下落し、需給調整には時間を要すると言われてきました。しかし2018年から鉄鉱石・コークスといった鋼材原料の国際市況が高騰し、鉄鋼相場が上昇し始めました。また、低迷していたはずの中国鉄鋼相場も急激な生産調整と経済政策で上昇してます。さらに、地球規模の環境問題でもCO2の排出量の削減などの取り組みで業界として大きな役割を果たすことが期待されている状況です。
この様な世界的な大変革の波の中で、世情の波に飲み込まれ流されること無く地域貢献・社会貢献を理想とした会社経営を実現する為に、わが社グループ各社は各事業所・各工場ごとにお得意様、ユーザーの皆様と商品・マーケットの研究開発を共にさせていただきながら、お客様方が真に必要としている“サービスとは何か?”をテーマにこれまでに増して勤勉誠実に努力させていただく所存です。
今後とも皆様方の変わらぬお引き立てを何卒よろしくお願い申し上げ、永きにわたるご愛顧に対し感謝いたしまして、ご挨拶申し上げます。
2019年6月
近藤鋼材グループ
代表取締役社長
近藤 千秋